マイクロギヤポンプ方式 液体定量吐出装置 MGP DISPENSERS 2液混合吐出装置

MGP-X030 大吐出量用

温度・粘度変化に影響を受けにくい、MGP方式の2液混合吐出装置です。
従来から実績のあるポンプ・ミキサーを大型化し、多量吐出分野に対応させました。
エポキシ・ウレタン・シリコーン等の注型・充填作業等に最適です。

本機はMGP-Ⅲ型ギヤポンプ2個を、それぞれスピードコントロールDCモーターで駆動し、タイマーでの吐出時間設定、およびボリュームで単位時間当りの吐出量を可変できる本体と、ワンタッチカプラー使用で、交換洗浄が容易なセパレートミキサーMX-314とより構成される2液混合吐出装置です。多量吐出分野に対応します。

MGP-X030
特長
吐出条件設定が容易です。
デジタルコントロール部の採用で、吐出量及び吐出時間が数値で表示されるため、設定・確認が確実で、設定ミスが少なくなり、作業の熟練を必要としません。また自動化ラインにも対応が容易です。
高精度吐出が可能です。
マイクロギヤポンプ方式なので吐出量は体積で示され、正確に回転角度に比例するため、温度、粘度、比重等の周囲条件に影響されにくく、極めて安定した定量性を保ちます。また逆転サックバック機構内蔵により、糸切れも良好です。
多量吐出に最適です。
吐出可能範囲は、MGP-X020タイプ2液混合吐出装置の6倍以上となり、15cc/min〜200cc/min程度までの多量吐出を長時間安定して再現できます。
速硬化樹脂の混合吐出ができます。(ポットライフ5分より0.3cc以上)
ミキサー部は、ノズル一体型の速硬化対応構造となっており、ノズル先端までの目詰まりがないようなクリーニング機構を持っています。したがって、ポットライフ5分程度の樹脂でも吐出量、混合比、液切れが安定した状態でミキサーの交換、洗浄なしに4〜8時間の連続運転ができます。またミキサー部はカートリッジ方式になっており、作業終了時の洗浄も容易にできます。
メンテナンスが容易です。
心臓部であるマイクロギヤポンプ及びミキサーカートリッジは、外側から簡単に交換できますので、万一の場合にもスペアを用意すれば、全国どこで使用しても生産ラインを停止させてしまう心配がありません。
標準仕様
吐出量範囲 標準 15g/min〜200g/min
特殊 最大 300g/min
最小 0.3g/0.3sec
吐出精度 混合比1:1 5%以内[粘度20万mPa・s(cps)〜100mPa・s(cps)]
3%以内[粘度5万mPa・s(cps)〜500mPa・s(cps)]
混合比10:1 7%以内[粘度5万mPa・s(cps)〜500mPa・s(cps)]
混合比 100:100〜100:5
ポットライフ 5分まで吐出可能
タンクヒーター 60Wヒーター×4 付属
ミキサー MX-213またはMX-314ミキサー付属