マイクロギヤポンプ方式 液体定量吐出装置 MGP DISPENSERS 2液混合吐出装置

MGP-X020 微小量吐出用

温度・粘度変化に影響を受けにくい、MGP方式の2液混合吐出装置です。従来から実績のある基本性能プラス、精度と使い易さを追求したコントロール部の採用により、ライン状での管理が一段と容易になりました。

本機はMGP-Ⅱ型ギヤポンプ2個を、それぞれスピードコントロールインダクションモーターで駆動し、タイマーでの吐出時間設定、およびボリュームで単位時間当りの吐出量を可変できる本体と、ワンタッチカプラー使用で、交換洗浄が容易なセパレートミキサーMX-112とより構成される2液混合吐出装置です。2液混合吐出装置としては極めてコンパクト、ローコストな機種です。

MGP-X020
特長
吐出条件設定が容易です。
吐出条件はギヤポンプを駆動するモーターの回転スピードと時間のみで設定するシンプルな構造のため、設定ミス等が少なく、作業の熟練を必要としません。また、コンパクト設計なので自動化ラインにも対応が容易です。
高精度吐出が可能です。
マイクロギヤポンプ方式なので吐出量は体積で示され、正確に回転角度に比例するため、温度、粘度、比重等の周囲条件に影響されにくく、極めて安定した定量性を保ちます。2液性の樹脂を吐出する上では、空圧式、チュービング方式等の他のディスペンサーの追随を許さぬ所です。
微少量吐出ができます。(0.0002gよりポットライフ60分程度)
吐出量はギヤの回転に正確に比例するため、歯形の小さい歯車を最小角度回転させることにより、2液混合しながら最小量0.0002gまでの微少量吐出ができ、かつ再現性があります。
速硬化樹脂の混合吐出ができます。(ポットライフ2分より0.003g程度)
ミキサー部は、ノズル一体型の速硬化対応構造となっており、ノズル先端までの目詰まりがないようなクリーニング機構を持っています。したがって、ポットライフ2分程度の樹脂でも吐出量、混合比、液切れが安定した状態でミキサーの交換、洗浄なしに4〜8時間の連続運転ができます。またミキサー部はカートリッジ方式になっており、作業終了時の洗浄も容易にできます。
メンテナンスが容易です。
心臓部であるマイクロギヤポンプ及びミキサーカートリッジは、外側から簡単に交換できますので、万一の場合にもスペアを用意すれば、全国どこで使用しても生産ラインを停止させてしまう心配がありません。
AC100Vのみで、他の空圧等一切使いません。
標準仕様
吐出量範囲 標準 2g/min〜12g/min
 :    : 
0.5g/min〜3g/min
特殊 最大 20g/min
最小 0.0002g/0.3sec
吐出精度 混合比1:1 5%以内[粘度20万mPa・s(cps)〜100mPa・s(cps)]
3%以内[粘度5万mPa・s(cps)〜500mPa・s(cps)]
混合比10:1 7%以内[粘度5万mPa・s(cps)〜500mPa・s(cps)]
混合比 100:100〜100:5
ポットライフ 2分まで吐出可能
タンクヒーター 60Wヒーター×2 付属
ミキサー MX-112またはMX-213ミキサー付属